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ハラール観光の成長を決定する3つの主要な人口統計学的グループとは?

インドネシア国家イスラム経済金融委員会(KNEKS)は9月21日、「苦境からの回復力と持続可能な観光に向けて」をテーマとする「Islamic Digital Day 2022」を首都のジャカルタで開催しました。
Sandiaga Uno観光・創造経済大臣はその壇上で、「観光におけるグローバル・ムスリム旅行指数 (GMTI: Global Muslim Travel Index)を、現在の2位であるスコア70から75に引き上げ、トップを目指したい」と意欲を見せています。

イスラム市場を魅力的なものとする大きな要因の1つとして挙げられるのは、拡大の一途を遂げている「人口」です。現在のところ、ざっくりと言えば、世界人口の「4人に1人」がムスリムと言われていますが、今後2040年に掛けても大幅に増加し、「3人に1人」に迫る30%に達することが予想されています。

GMTIのスコアを算出している、シンガポールの旅行コンサルティング企業、CrescentRating社/HalalTripでCEOを務めるFazal Bahardeen氏は、「ハラール観光」の成長を決定付ける要因として、①ミレニアル世代(1981~1996年)、②Z世代(1997~2012年)、③ムスリマ(女性のイスラム教徒)という、3つの人口統計学的カテゴリーを、「ムスリムフレンドリーなツーリズムのトレンド推進役だ」と指摘しています。

日本の行政・企業が、ムスリム向けツーリズムの取り込みを想定する際、こうしたペルソナ像の設定・描き方が重要になってきます。

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