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ハラール自販機の普及で、日本を外国人が住みやすい国に/アイワークス

アイワークス社は、ハラールフード販売の他、外国人材の紹介、日本語の動画教材販売などの事業を展開しています。今回、関東で初となるハラールフードに特化した自動販売機を手掛けた経緯と、今後の展望についてお話をうかがいました。

アイワークスの母体となっているのは、外国人技能実習生及び特定技能外国人の受け入れをサポートしているオアシス協同組合。弊社も組合員として所属しており、私自身も理事として職務に就いています。
これまで延べ約1,500名を超える実習生を支えてきた組合の活動を通じ、日本で暮らす外国人により良い環境を作る必要性を痛感しました。そこで、外国人の環境改善を事業として行おうと、2018年にアイワークスを起業したのです。

実習生参加イベント(浅草散策)

組合で受け入れている実習生には、多くのインドネシア人がいます。彼らに困っていることを尋ねると、真っ先に出てくるのは、やはり食べ物のこと。買い物をサポートすることもあるのですが、ハラールかどうか成分表を見て判断するなど、苦労して食べ物を手に入れていました。ハラールフードの入手方法を聞かれることもよくあります。

そこで、アイワークスの事業はハラールフード販売から始めることにしました。組合では、月に1度以上実習生の自宅を訪れて面談を行なっており、その際にハラールフードを持っていき、希望者に販売する形で事業をスタートさせました。
ハラールフードを求めている在日外国人は、組合がサポートしている実習生以外にもたくさんいますから、広く販売を行なうため、自社ECサイトをオープンしました。そしてECモールの「ツクツク!!」にも出店しています。「ツクツク!!」には、購入者はもちろん、出展企業同士をつなぐ還元システムが充実しています。事業者共助の考え方に賛同して参加を決めました。

購入者の利便性を考慮し、店舗展開を考え始めたちょうどその頃に、新型コロナの感染が拡大。感染対策の観点から『非接触型店舗』はできないものかと考えていたところ、自動販売機を用いたハラールフードの販売形態を思い付きました。自販機の1台目は、日本語学校内に導入しました。
ハラール食が手軽に入手できることはもちろんですが、自動販売機で購入するという形式を学生たちが喜んでくれたのは意外でした。ハラールであるか確認できないという理由で、彼らは自動販売機で物を買った経験がほとんどなかったのです。

今後ヒアリングを重ね、ハラールフードの取り扱い種類を増やし、設置場所も全国に展開していきたいと考えています。

現在、外国人を多く採用している企業様から、福利厚生としてハラール自販機を取り入れることで採用率のアップにつなげたい、と引き合いをいただいています。
外国人雇用を進める多くの企業様に、ぜひハラール自販機を導入していただき、彼らの胃袋とハートをがっちり掴んでいただければと思います。

私は、ムスリムを含めた多くの外国人に、日本へ働きに、または遊びに来てほしいと思っています。そして、できれば日本に永住してほしい。
そのためにも、まずはハラールフードを入手しやすくするなど、ムスリムが住みやすい環境づくりを進めていきたいと思います。

<企業概要>
事業者名: 株式会社アイワークス
本社所在地:千葉県千葉市中央区新町19-13 進和ビル4F
事業内容: ハラールフード販売、外国人向け日本語動画教材販売、外国人材紹介等
公式オンラインショップ:ASIAN ICHIBA
ASIAN ICHIBA おすそわけマーケットプレイス「ツクツク!!」店

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