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訪日旅行の潜在市場規模は3.3億人、JNTO/マレーシア、インドネシアでは認知が課題

日本政府観光局が、COVID-19パンデミックからの往来再開を見据え、世界22市場で訪日旅行意向に関する独自調査を実施しました。それによると、訪日旅行の潜在的な市場規模は推計で3.3億人にのぼることが示されています。

中でも、Salam Groovy Japanの主要展開先である東南アジア市場のうち、「マレーシア」「インドネシア」に注目してみましょう

出典:日本政府観光局(JNTO) 「22市場基礎調査

世界最大のムスリム人口を擁する東南アジアでは、シンガポールを除いて、訪日旅行経験のない海外旅行実施者は、7~8割が大半となっています。マレーシアにおいては、未訪日のグラフが突出していることが分かります。

出典:日本政府観光局(JNTO) 「22市場基礎調査

次に海外旅行実施者の訪日ファネルを見てみましょう。台湾、香港、韓国など、訪日観光の浸透している国や地域であるほど、「無認知」「認知」層が極端に低い傾向にあります。
※ファネル:「漏斗」の意味。対象客の段階別な分類を表します

一方マレーシア、インドネシアに注目すると、特にマレーシアでは「無認知」層が3割と多く存在していることが特徴となっています。現状では日本という国名は知っていても、観光資源を認知しておらず、旅行先として捉えてもらえていない実態が浮き彫りとなっています。しかし裏を返せば、多くのポテンシャルに満ちていると言えるかもしれません。

非イスラム諸国である日本において、とりわけムスリムを対象とした場合、食事のシーンをはじめとした「ハラール性の担保」が障壁になることは間違いありません。まずは原材料の開示やピクトグラムの活用、調理法の紹介など、できるところから手を付け、きたるべきインバウンドの本格再開に向けた準備と、SNSを含めた積極的なプロモーションを進めることが重要となります。


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