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巨大化する東南アジアのハラール市場参入を目指す韓国食品業界

韓国の食品業界がハラール食品の多様化を進め、イスラム市場への進出を図っています。
韓国最大のベーカリー「パリバケット」を展開するSPCグループが、インドネシアのパートナーであるErajayaグループと合弁会社を設立し、インドネシア市場への本格参入を発表しました。11月に首都ジャカルタで第1号店をオープンさせ、その後、バリ、スラバヤ、メダンなどの主要都市に拠点が設けられる予定です。

インドネシアは東南アジア最大の市場が広がっているだけでなく、消費者の所得向上に伴い、レストランやベーカリー市場が急速に成長。成長ポテンシャルは非常に高いと見られています。
SPCグループは、既にマレーシア政府と現地生産施設の設立を協議。「既に進出している市場も含め、東南アジア市場への進出を加速させる」としています。

一方、韓国食品の特徴でもある「辛さ」を武器に、東南アジアのハラール市場攻略に向けた動きも見られました。
韓国の食品メーカー「Dongwon F&B Co.」が、東南アジア市場への進出を目指し、キムチツナ缶のハラール認証取得を予定。またスパイシーなインスタントラーメン製品を展開するShinsegae Food Inc. が、2018年にマレーシアJAKIMのハラール認証を取得し、代替肉を使ったハラール製品を製造しています。

こうした韓国の食品企業によるイスラム市場に向けた製品投入の背景にあるのは、同市場の急速な人口増加。東南アジアはその入口となっています。

参考記事:
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)、韓国市場のハラール需要開拓を注視


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