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「世界経済が不確実性に包まれる中でも、マレーシアは順調に推移」世界銀行が予測

アフターパンデミックの混乱、中国によるゼロコロナ政策の失態、ロシアによるウクライナ侵略、金利上昇、スタグフレーションの脅威など、世界経済において同時多発的な「不確実性」が蔓延するという、未曾有の状況下においても、マレーシア経済は順調に成長する見立てとなっています。

国営ベルナマ通信は、世界銀行の専門家が「マレーシア経済は完全ではないものの、満足のいくレベルで推移している」と評価したことを報じています。個人消費の回復と雇用創出の改善を背景に、マレーシアの経済成長率は、今年の世界経済の成長率2.9%や地域成長率4.4%よりも高い、5.5%と予測されています。

マレーシアの主要輸出品目である、パームオイルやLNG、石油などのエネルギー資源の他、米中貿易戦争の影響を受けた格好で、半導体産業への注目も挙げられています。
なお、同じく資源輸出に強みを持つインドネシアも5.1%の高い経済成長率が示されています。

国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、2021年度のマレーシア向け半導体投資は前年度対比で3.7倍の116億ドルと急増。世界的な半導体需要が、マレーシアをはじめとしたASEANへの投資を活発にした実態が浮き彫りとなっています。


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