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ラーメンスープでハラール認証取得、イスラム市場進出に弾み

粉末スープ・めんつゆのOEMメーカー、丸井食品三重工場が粉体ラインでハラール認証を取得。
コロナ禍でも日本からイスラム市場への食品輸出は増えており、そのニーズに応える形となります。

丸井食品三重工場が取得したのは日本アジアハラール協会(NAHA)のハラール認証。イスラム市場では日本のラーメン、うどん、そばなど麺類のニーズが高まっており、インドネシア、マレーシアを含む、東南アジアへの輸出強化が期待できます。

同社は今後、社員研修会・ムスリム試食会を重ねて味を調整し、醤油・味噌・クリーミースープの3種類を開発予定。ラーメンスープ、うどん・そばスープのほかにも焼きそばソース、焼き肉のタレなども製造しており、液体ラインでも整備を進めます。

世界のムスリムは世界人口の1/4を占め、現在19億人。今後も増加が予想されていることもあり、ムスリム市場への企業進出を促している日本の自治体も増えています。
三重県はムスリム市場への輸出を強化している地方自治体の一つ。丸井食品三重工場も県の補助事業を活用して今回の認証取得を進めています。
補助金を活用することにより、企業の負担が減り、商品の価格を抑えて消費者に届けることが可能に。成長し続けるムスリム市場へ、日本の優れた製品が展開していく一助となっています。

同社は既にHACCP手法認定施設として認証されており、またグルテンフリーなどのアレルギー対応や、ヴィーガン対応を進めていました。HACCPは品質管理の面で、アレルギーやヴィーガン対応は添加物や動物性由来原料の観点から、ハラール認証と親和性が高いと言われています。
ハラール認証取得においては、ハラル・ジャパン協会がコンサルティングを実施。また、協業先の小林生麺の協力により、製麺・スープを一体して輸出ができる体制を作りあげました。

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