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Groovy Japanがムスリム市場にターゲットを絞った理由

こんにちは。
日本企業とムスリム市場をビジネス視点で橋渡しする「Groovy Japan」編集長の大熊です。

前回のブログでは、Groovy Japanプロジェクトの立ち上げから、「日本企業とムスリム市場をビジネス視点で橋渡しする」というコンセプトにたどり着くまでの経緯を簡単にご紹介しました。

今回は、なぜムスリム市場にターゲットを絞ることにしたのか、その理由をお話したいと思います。

マレーシアのプトラモスクと首相官邸

私たちがムスリム市場にターゲットを特化しようと決めたのには、3つの理由があります。

①成長するマーケット

社外の方との打ち合わせ時に、実際に「なぜムスリム市場へ?」と聞かれることが多いので、まだあまりご存知でない方もいらっしゃるのではないかと思いますが、ムスリム市場は皆さんが思っている以上に巨大なマーケットです。
ムスリムの人口ってどれくらいだと思いますか?

実は、地球上の人口の約4分の1にあたる、およそ19億人もの人がイスラム教徒なんです。
日本の人口が約1億3000万人。
中国の人口が約14億人。
世界の人口が約76億人。
比較すると、対象人口の規模感はご理解頂きやすいかと思います。

また、ムスリムの多い国の多くが発展途上にあり、今後の成長が期待されます。
発展途上国にも3段階あり、身近なムスリムの多い国でいうと、東南アジアのインドネシア、マレーシア、タイなどは一番上の「上位中所得国」です。

この市場の成長性が、Groovy Japanがターゲットをムスリム市場に決めた理由の1つです。

ASEAN市場の半分はハラール市場?インドネシアとASEAN市場との関係性

②マレーシアとの深いつながり

2つ目の理由は、マレーシアとの繋がりです。
Groovy Japanを運営するジェイ・ラインは、マレーシアにJL CONNECT MALAYSIA Sdn. Bhd.という現地法人を持っています。
日本企業とマレーシアやインドネシアなどの企業とのビジネスマッチングやリサーチ、セミナーなどを行なっている法人です。
(「Groovy Japan」で専門家コラムを書いている橋本さんは、JL CONNECT MALAYSIAでムスリム市場進出支援を担当しているコンサルタント)

そして、ときどきスタッフブログでも登場していますが、Groovy Japanのプロジェクトチームには、マレーシア出身のムスリム女性社員がいます。

彼女を通じて、日々マレーシアのこと、ムスリムのことを他の日本人メンバーが学び、マーケティングに活かすことができるというのは、大きな強みだと考えています。

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他にも、インドネシアや韓国出身の社員が在籍し、過去にはスリランカ出身の社員も在籍していました。
今後もムスリムをはじめ、海外出身の社員を増員する予定なので、多国籍な職場環境になっています。

③ムスリム関連のネットワーク

社内にムスリムがいるというだけではなく、社外パートナーとしても大阪にある「Japan Da’wah Centre」さんや、「関西ムスリムインバウンド推進協議会」さんなど、ムスリムの方たちとのネットワークを持っていたり、ムスリム市場についての専門知識を持つ強力なパートナーとの出会いも、Groovy Japanがムスリム市場に特化しようと決断する後押しになってくれました。

ASEAN ムスリムの方達との交流会を実施しました

そして、このGroovy Japanというメディアを立ち上げたことがきっかけで、続々とムスリム市場関連の企業様・団体様、そしてムスリムの方々との繋がりが生まれています。
お付き合い頂いている皆さん、ありがとうございます!

ここまでは、Groovy Japanの紹介を2回に渡って書いてきましたが、今後は実際の活動報告やムスリム市場関連のトピックスも織り交ぜて編集長ブログを更新していきます。

引き続き、よろしくお願いします!

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