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タイ政府が世界のハラール食品市場開拓を本格化。専任のタスクフォースを創設

Screenshot from Thai Goverment Public Relations Department (PRD)

タイ政府が、世界で30兆ドルと推計するハラール食品市場への参入を掲げて、専門のタスクフォース設立を承認しました。
このタスクフォースは、「ハラール・ブループリント・イニシアチブ(Halal Blueprint Initiative)」の下で結成されており、タイ国イスラム中央委員会(CICOT)、ハラール標準化研究所をはじめ、大学/研究所、農協、商務省、外務省、産業省など政府機関と民間部門の統合化を図っています。これにより、ハラール製品における輸出事業者の取り組みを促進させ、世界のハラール市場におけるタイ製品の競争力強化を図る狙いがあります。

Screenshot from Central Islamic Committee of Thailand (CICOT)

政府広報官のThanakorn Wangboonkongchana氏はプレスリリースの中で、「我が国は既にハラール食品輸出国の中で世界13位にランクインしている」「世界で拡大するイスラムを対象とした食品市場は20億人以上に達している」とし、南部の5つの州でハラール農業を促進させると明かしました。

タイのハラール食品市場参入事例においては今年1月に、サウジアラビア向けの鶏肉輸出の再開が挙げられます。
タイ人労働者がサウジ王室から宝石類を盗み出した、いわゆる「ブルーダイヤモンド」事件以来、30年余り両国間の関係は冷え込んでいました。
また、ロシアによるウクライナ侵略を機に、ウクライナ産の鶏肉を多く輸入していたサウジの代替需要に応える動きも進んでいます。
こうした背景を下にThanakorn氏は、「今年中に4~5億バーツの加工されたハラール鶏肉がサウジアラビアに輸出される見込みだ」と語っています。


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