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マレーシア/インドネシアの化粧品市場は前年比3.3~5.5%に拡大。リサーチ会社が発表

TPCマーケティングリサーチ株式会社が、東南アジアの化粧品市場について調査を実施し、マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマーの6ヶ国において、前年比3.7%増の9,712億円で推移していると発表しました。

この地域での市場は、化粧習慣の浸透や可処分所得の増加などを背景に、直近10年で1.8倍以上に成長してきました。そして、インターネット、SNSの普及に加えて、コロナ禍による外出制限が追い風となり、ECを中心とする通信販売チャネルが大きく伸長しており、この傾向は引き続き市場全体の成長に繋がると見られています。

東南アジアのイスラム市場を見渡した際に重要となるマレーシア、インドネシアについて、同社は以下のようにコメントしています。

【マレーシア】
マレーシアは前年比5.5%増の980億円で推移。同国は国民の7割がムスリムであることから、インドネシアとともに世界最大規模のハラール化粧品市場を形成している。また近年は、ムスリムによるメイクアップ需要が拡大しており、ヒジャブとマッチしたメイクアップアイテムの紹介や、メイクの方法を紹介するムスリム系インフルエンサーが増加していることから、今後はさらなる市場の拡大が期待される。このほか、ベトナムは前年比9.0%増の640億円で推移。同国は、韓流コンテンツの影響でおしゃれへの意識が高まっているほか、周辺国と比較してもECチャネルが急速に拡大しており、市場全体の売上をけん引している。

【インドネシア】
インドネシアは、前年比3.3%増の3,668億円で推移。世界最大のムスリム人口を擁する同国では、「Wardah」(Paragon)など現地ブランドのほか、「ガルニエ」(L’Oreal)や「カリサ」(ロート製薬)など海外ブランドもハラール化粧品を展開しており、市場全体の拡大に貢献している。

<資料情報>
2022年 東南アジアの化粧品市場 ―コロナ禍でも成長を続ける東南アジア6ヶ国を徹底分析―

発刊日:2022年6月30日
頒価:108,900円(税込)
調査対象:東南アジアの化粧品市場
調査対象国:タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム・シンガポール・ミャンマー
調査対象商品:スキンケア[クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリーム、日焼け止め など]、ヘアケア[シャンプー、リンス、コンディショナー・トリートメント、スタイリング剤、ヘアカラー剤 など]、ボディケア[ボディソープ、ローション、ミルク、クリーム など]、メイクアップ[ベースメイク、リップメイク、アイメイク、チーク、フェイスカラー など]
調査対象企業:現地企業、欧米系企業、日系企業、韓国・中国系企業
調査実査日:2021年11月~2022年6月


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