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UAE 若手農業起業家育成を目的に食料安全保障プロジェクトを始動

アラブ首長国連邦の連邦気候変動環境省(MoCCAE)は14日、食料安全保障を強化し、地域の食料サプライチェーンを多様化する革新的なプロジェクトを発足。若者の農業起業触発が目的で、「Youth Food Security Stations」と名付けられました。

Dr Abdullah Belhaif Al Nuaimi大臣は「パンデミックがもたらした課題は、食料安全保障と持続可能性の重要性を浮き彫りにした」「このパンデミックにより、UAEでは初期に混乱が生じたため、食糧サプライチェーンの評価を余儀なくされた」と語り、「官民の戦略的パートナーと緊密に協力して輸入強化と量的にも質的にも国産の食品生産を後押しすることで、途切れることのない食料供給を確保し、市場における国産食品のシェアを高めることを目指す」としています。

地元紙は、UAEでは近年、魚の養殖やLED栽培による近代的な葉野菜の収穫など、食にまつわる一次産業が活性化しているとのことで、今回のプロジェクトがその流れをさらに後押しするものだとして紹介。

また大臣はメディアのインタビューに対して、「私たちが地元で生産している食品は、国外から手に入れる製品よりも確実に安価だ。そして品質も海外からの輸入品より優れている」とし、プロジェクトの重要性を語っています。

プロジェクトでは、連邦全土に5つの「フードステーション」が設置され、最初の1つは首長国アブダビに設置される予定。大臣によると、「最初のフードステーションでは、50~70人の若手を中心に農業やネットワーク、マーケティングを体験する。この取り組みにより、農林水産や養蜂分野での起業家を育成し、国家の食料安全保障へ積極的に貢献できる」としています。


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