ハラール分野に後押しされるインドネシア経済
インドネシアの2021年第2四半期において、「ハラール」分野が同国内の経済をポジティブな方向に導く1つの原動力となっているようです。
経済調整担当大臣府のSusiwijono商工業調整担当代理は4日、ジャカルタで記者団に対し、「景気回復に大きく貢献することが期待される分野の1つがハラールです」「我が国は世界最大のイスラム教徒(ムスリム)の人口を抱える国であり、ハラール分野の発展に大きな可能性を秘めています」と語りました。
日本の外務省によると、インドネシアの人口約2億7,000万人の内の86.7%に当たる2億3,400万人がムスリム。
一方、ハラール製品の需要は世界的に拡大しており、2025年の消費総額は2,188億米ドルに達し、年平均5.3%で成長すると推定されています。
インドネシア銀行のシャーリア経済・金融レポートは「国民全体の経済が2.1%縮小したのに対し、ハラール分野は1.7%の縮小に留まった」と報告しています。
それを受け、インドネシア国内では、ハラール分野が今回のパンデミックに対して優れた回復力を発揮したと報道されました。
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