シンガポールのハラール食品企業がプラントベースフードを開発中
ランチョンミートの缶詰「ゴールデン・ブリッジ」の販売で知られる食品ブランド・製造グループのOTSホールディングスが、シンガポール証券取引所へのカタリスト上場を目指し新規株式公開(IPO)を始めました。
OTS社は、シンガポール(Golden Bridge Foods, Ellaziq)、マレーシア(GB Global)、インドネシア(Delta Foods)でハラール/ノンハラール製品を展開しています。
OTS社は2030年に向けた世界的なトレンドである「持続可能な開発目標(SDGs)」と、食料の約9割を輸入に依存する同国固有の問題に対する政府主導の「30 by 30」計画(食料自給率を2030年までに30%まで引き上げる目標)へ向けて、現在「植物由来食品(プラントベースフード)」を2022年初頭に発売することを目指し、鋭意開発を推進。
シンガポールの証券会社であるKGI社は、「パンデミック禍でプラントベースフード需要は益々高まっており、フード・デリバリー・サービス「Deliveroo」での “インポッシブル料理” の需要は53%増加した」「OTSは、ショッピー(Shopee)やラザダ(Lazada)などの大手ECモールを通じてB2Cによる顧客基盤の拡大を図るつもりだ」「オンラインフードデリバリー分野の収益は、年間成長率(CAGR 2021-2024)が8.85%になると予想される」と紹介しています。
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