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マレーシアで販売する健康食品の成分調査とライセンス取得専門家とのマッチング

健康食品を取り扱う日本企業様の依頼で、マレーシア政府機関による商品の成分調査のサポートを行いました。

マレーシアでは、国内消費者の6割がムスリム(イスラム教徒)です。ムスリムはイスラムで合法な、「ハラール(許されているもの)」な食品しか摂取することができません。ムスリムに販売するには、ハラールな商品かの確認が必要となります。
ハラールな商品であるという認証をマレーシア国内で行っているのが、マレーシア政府機関のイスラム開発局(JAKIM)です。

そこで、JAKIMが指定する検査機関で商品の成分分析を行いました。
その後、国内販売ライセンスを取得する為の専門家をご紹介しました。

■課題
・製品がムスリム向けに販売可能なのか不明
・販売ライセンスの取得の可否

■提案
ヒアリングののち、まずは国内でムスリムへの販売が可能であるか否か成分分析を行ない、その後、販売ライセンスの取得を目指すという方向性を定めました。

■実施内容
成分分析
JAKIMで指定されている検査機関での成分分析を代行しました。
分析結果について英語、日本語の2カ国語でレポートを作成しました。

販売ライセンス取得専門家の紹介
マレーシア国内で食品等を販売するにあたっては、ライセンスの取得が必要です。
そこで、ライセンス取得の専門コンサルタントを紹介し、費用と期間を提示しました。

マレーシア政府機関の案内によると、ライセンス取得に必要な期間は3ヶ月程度とされています。しかし、コンサルティング会社によれば、早くて6ヶ月と言います。実際にコンサルティング会社を通さなかった結果、数年かかった例もあります。
申請自体はどなたでも可能ですが、ライセンス取得は法に則った特殊なノウハウが必要になります。
ノウハウを持ち、信頼のおける専門コンサルタントに依頼することが、結果的に最も時間とコストを短縮できるのです。

■結果
マレーシア国内で権威のある検査機関で成分分析を行った事により、マレーシア国内で自信をもって販売できる商品であると確認できました。
また、販売ライセンスにかかる時間とコストを削減できる専門家を紹介し、販売への道筋を提案できました。

日本では、マレーシア人、特にムスリムの嗜好についてあまり知られていません。
ムスリム向けの食品は、豚肉由来の成分やアルコール等、イスラムの禁忌に触れる食材を含まないことが基本です。
日本では、ハラールである事を証明する「ハラールマーク」を取得しなければならないとする情報も多いのですが、日本国内で製造した商品がハラールマークを取得するのは非常に高いハードルがあります。ハラールマークの取得には、含有成分や原料以外にも、製造工程の審査やムスリム従業員の雇用等、多くの検査項目があるのです。

ムスリム向けの商品を販売するにあたって、ハラールマークの取得は望ましい事です。
ハラール認証機関は各国にありますので、世界的に通用するハラール認証機関のハラールマーク取得がベストです。

しかし、実際にはハラールマークのない商品をムスリムが購入しないわけではありません。
ハラールマークが付いているかではなく、ハラールであるかどうかが重要なのです。

そこで、この健康食品の事例では、権威ある認証機関による分析結果を用いて、ムスリムが安心して消費できる事を示すという、現実的で実状に即した方法をご提案しました。

商品によってはハラールマークが必須となる国があるなど、販売する国や地域、商品によって、取るべき戦略は異なります。
Groovy Japanでは、現地の豊富な情報により、最適なご提案が可能です。
マレーシアでの製品販売調査や、ムスリム市場向けの販売調査をご検討中の企業様は、ぜひお問い合わせ下さい。

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