最上級ハラール和牛&食材の提供で全国の飲食店を支援/株式会社G-BIZ EAST
飲食店向けにハラールコンサルティングと食材の提供を行なっている株式会社G-BIZ EAST。商品・サービスの特徴や、今後の計画などについて代表取締役の松本範昭氏にうかがいました。
私は、もともと外食チェーンでフランチャイズの仕組みづくりに携わっており、海外への出店を担当していました。東南アジアや中東から出店のお誘いを多数いただいた際に、ムスリムに来店してもらうためにはイスラム教の規定に則っていることが重要であると知りました。そこで、2008年頃から本格的にハラール対応について学び始めました。
今でこそ、日本の飲食チェーンが数多く東南アジアに展開していますが、当時はハラール対応を意識していない店がほとんどでした。
その後、畜産物・農産物・水産物など幅広い食材を輸出している北海道グローバル事業推進機構㈱の日本国内のハラール事業推進会社として、2019年にG-BIZ EASTを立ち上げました。
調達から製造、販売までを担うグループとして、活動しています。
メインで取り扱っている商材は、北海道産の黒毛和牛です。もちろんハラール屠畜されたものです。
和牛は、脂の中に特徴的な「旨味」が凝縮されています。霜降りの度合いを示す「B.M.S.(ビーフ・マーブリング・スタンダード)」等級の高い牛肉は、細かな「サシ」があり、脂の香りと甘み、舌の上でとろけるような食感が楽しめます。
多様な需要に対応するため、ブロック肉だけでなくカットステーキ肉なども用意できる体制が整っています。
海外では、最上ランクの牛肉が人気です。弊社では、この輸出に適した最上級グレードの牛肉の国内流通を担っており、今後東南アジアへ輸出する計画も進めています。
インバウンドが以前のように回復すれば、国内のファイブスターホテルなどでも需要が伸びてくるでしょう。
弊社では、ハラール対応に取り組みたいと考えている飲食企業を支援しています。
ハラール料理提供にあたっての調理器具の扱いや、オペレーションを手引きしています。もちろん、ハラール食材の提供も可能です。
ムスリムの方々の嗜好に沿ったメニュー提案が可能な点も弊社の強みと言えます。例えばハラール和牛のステーキやハンバーガーなどは、「日本食」としてムスリムに好まれるメニューです。「頻繁にムスリムのお客様が訪れる訳ではないが、準備しておきたい」という飲食店であれば、冷凍ハンバーグなど、日持ちする商品もご用意できます。
日本への渡航緩和により、取引先の飲食店にもビジネスで来られるムスリムからの予約が増えてきたようで、ハラール食材への問い合わせや注文が回復してきました。
私は、日本でハラール認証制度やハラール対応などが広まっていく過程をずっと見てきました。その中で、ハラールコンサルティングを行なっている企業も多数現れました。しかし、「サプライチェーン」における知識がなければ、ハラール分野のコンサルタントは務まらないというのが持論です。
弊社は、理論と知識だけでなく、積み上げてきた経験と現場への理解を持ち合わせたハラールコンサルティングを実施しています。
飲食店でのムスリム対応は、本来とてもシンプルです。仕組みさえ分かれば誰でも始められる簡単なものです。一方、日本国内で見てみると、ハラール食材の入手が難しいのもまた事実です。ハラール性が担保された食材調達でお困りの際はぜひ、弊社にお問い合わせください。
インバウンド回復期を見据えたプロモーション施策として、マレーシアの関係者を招いたファムツアーがこの秋にも開催が予定されています。また、2025年の大阪・関西万博では、海外から約350万人の来場者が予測されています。弊社も万博開催に合わせ、大阪に拠点を構える予定です。
そもそも日本ではムスリム観光客を誘致している観光地が限られています。国策として取り組む万博をはじめとしたインバウンドでの需要拡大を図るにあたり、日本で広くムスリム対応を進めることが重要だと考えています。
その一環として、市原市DMO(観光地域づくり法人)によるムスリムインバウンド事業を支援しています。南市原エリアで、礼拝場の設置や宿泊・観光施設などのムスリムフレンドリー化を進めており、ムスリムツアーやハラールBBQ大会を開催しています。
パンデミック禍によって、日本ではそれまで活気づいていたインバウンド需要は壊滅的な影響を受けました。この間に、弊社は新たにムスリムフレンドリーな「ケバブ」のデリバリー事業を始動させ、全国に100店舗をチェーン展開させました。このビジネスは、デリバリーを扱う企業から新業態開発のお誘いをいただいたのがきっかけで始まりました。
店舗では、全て弊社が手配するハラール食材を使用します。そのためチェーン店のオーナーは、仕入れに気を使うことなく料理の仕込みや接客に専念できるのです。
インバウンド再開に合わせ、このケバブチェーンのPR活動に力を入れていく予定です。
新たに和牛ハンバーガーの業態開発も検討しており、東南アジア市場への進出も計画しています。
今後も、日本の食におけるムスリムフレンドリー対応を促進させ、インバウンド需要拡大と日本企業の海外進出に貢献していきたいと考えています。
<事業者概要>
事業者名:株式会社G-BIZ EAST
本社所在地:千葉市中央区弁天1-15-3
事業内容:ハラール畜産物・農産物・水産物及び其々の加工品の卸、小売販売
公式サイト:株式会社G-BIZ EAST
Salam Groovy Japanは、ムスリム市場向けの日本企業の商品・サービスを、日本語と英語で紹介しています。
掲載された情報は、68,000人以上のムスリムの皆さんにフォローされている英語版SNSでも発信します。
日本語版SNSは、ムスリム市場進出情報を発信。ぜひフォローをお願いします。
海外ムスリム向けSNS(英語)
日本企業向けSNS(日本語)
Salam Groovy Japanへ掲載をご希望の企業様は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。