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老舗醤油メーカーがムスリムフレンドリーな商品開発に挑戦/鎌田醤油株式会社

創業230余年、香川県坂出市の鎌田醤油株式会社は、日本で初めて「だし醤油」を開発した、だし醤油のパイオニアです。同社がインドネシア人ムスリム監修によるハラール商品を開発した経緯と、その商品の特徴についてうかがいました。

弊社は、1789年に醤油会社として創業しました。現在は、醤油はもちろんのこと、だし醤油やつゆなどの調味料をメインに製造販売しています。また国内だけでなく、海外への展開にも注力しており、アメリカではグループ会社「Kamada America」も運営。日本食文化とともに、日本食に欠かすことのできない「だし」や「醤油」の素晴らしさを世界に向けて発信しています。

ムスリムフレンドリーうどんだし醤油

2020年11月、インドネシア出身のムスリム社員が監修した「ムスリムフレンドリーうどんだし醤油」を発売しました。ハラール認証は取得していませんが、インドネシアのハラール認証に関する法律に則って製造しているため、ムスリムの方も安心してお使いいただける商品です。インドネシアをはじめとした海外での販売を見据え、認証取得に向けた準備を進めています。

ムスリムフレンドリー商品開発のきっかけは、インドネシア出身のムスリマが「ハラールなうどんだし」の開発を強く希望して入社したことです。香川県といえば、うどんが非常に有名ですが、ハラールに対応していないとムスリムは安心して食べることができません。そこで、彼女はハラールなだしを開発し、店に持ち込むことで解決したいと考えたのです。

早速、開発に乗り出し調査・検討を重ね、企画開始から完成まで10ヵ月を要しました。
原材料には、お酒の一種である味醂や豚由来の成分は使用しておらず、さば節、かつお節、昆布の風味を生かし、インドネシア人やマレーシア人が好む傾向にある「甘め」の味わいに仕上げました。また、市内にあるモスク「Masjid Kagawa」などで、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、パキスタン、エジプト出身のムスリムにご協力いただき、サンプリングも行ないました。

「ムスリムが香川名物のうどんを食べる」という着想で作ったため、商品名に「うどん」と入っていますが、うどんだしとしてだけでなく、そのままかけて炒め物の味付けやうすめてスープなど様々な用途にお使いいただける調味料です。旅行など外出時の携帯用にも便利な使い切りの小袋タイプで商品化しました。

専用機材を揃えるなど設備面でも完全な体制を整えていますが、最も重要なのは従業員のハラールへの理解だと考えています。そのため、ムスリム社員によるセミナー等で社内教育を継続して行なっています。

日本では、廃番になってしまうハラール関連商品も少なくありませんので、少しずつ販路を広げ、多くの人に末永く使っていただきたいです。
世界的なコロナウイルス感染症による影響で、ここ数年のインバウンド需要が減り、国内での販売は停止状態を余儀なくされてきました。ようやく入国規制が緩和されましたので、インバウンド増加に期待しています。

<事業者概要>
事業者名:鎌田醤油株式会社
事業内容:醤油・調味料の製造販売/マッシュルームの販売/天然水の採取・加工・販売
本社所在地:〒762-0044 香川県坂出市本町1-6-35
坂出蔵元直売所:〒762-0044 香川県坂出市本町1-6-35
高松直売所:〒760-0071 香川県高松市藤塚町3-3-15 太洋物産ビル1F
公式サイト :鎌田醤油株式会社


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