fbpx

U.S.M.Hが米国の植物性代替肉「ビヨンドミート」製品の日本独占販売契約を締結

首都圏に展開する①マルエツ、②カスミ、③マックスバリュ関東、3社のスーパーマーケット共同持ち株会社であるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)株式会社が、植物由来代替肉を製造する米国企業のビヨンドミート社(BEYOND MEAT,INC.)製品の日本における独占販売契約を締結したことを発表しました。

現在世界の人工肉ジャンルで主流なのは、植物由来の「代替肉」と、動物の細胞を増殖して作る「培養肉」です。中でも植物性代替肉の市場は、米スタートアップのインポッシブルフーズとビヨンドミートが代表格。ビヨンドミート社は、米国マクドナルド社に採用されるなど、知名度と実績を拡大させています。

背景には、世界的な人口増加に伴う食肉や乳製品など動物性たんぱく質の需要急増と、動物性たんぱく質製品の生産に欠かせない畜産が、広大な土地と多くの水を要し、温室効果ガスの大量排出や水資源の汚染、森林破壊など、世界規模での影響に対する懸念が挙げられています。

例えば牛の場合、地球上には15億頭生息しており、1分間に1回ゲップをすると言われています。その結果、1日に500Lのメタン(CH4)ガスを排出しています。メタンは、地球温暖化の要因の1つとされる二酸化炭素(CO2)と比べて、25倍もの温室効果を持つとされ、牛の存在によって地球全体で4%の温室効果ガス排出に繋がると試算されています。

今回のプレス発表の中でU.S.M.H は、「今後、外部への販路拡大も視野に入れつつ、まずは傘下の株式会社マルエツ、株式会社カスミ、マックスバリュ関東株式会社でビヨンドミートの製品を素材に商品を開発し、販売していく」「植物由来代替肉の美味しさや食べ方を通じて、良質なたんぱく質の摂取と消費者の健康、環境負荷低減に貢献していきたい」としています。

関連記事:
ハラールテックを加速する? ジャックフルーツ(パラミツ)を活用した植物性代替肉
人口増加 インドネシアのタンパク質不足を救う、日本のゲノム編集技術


Salam Groovy Japanは、ムスリム市場向けの日本企業の商品・サービスを、日本語と英語で紹介しています。
掲載された情報は、68,000人以上のムスリムの皆さんにフォローされている英語版SNSでも発信します。
日本語版SNSは、ムスリム市場進出情報を発信。ぜひフォローをお願いします。

海外ムスリム向けSNS(英語)


日本企業向けSNS(日本語)


Salam Groovy Japanへ掲載をご希望の企業様は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

コメントを残す

Previous post 日本政府、10月にも入国者数の上限撤廃・個人旅行の解禁で調整
Next post サイトリニューアルのお知らせ