ハラール版Alibaba目指すマレーシアのソーシャルコマース Aladdin1
マレーシア初の「シャーリアに準拠したeマーケットプレイス」として注目されたアラジンストリートが5月上旬、ハラールに特化した「ソーシャル・コマース」としての再稼働を発表しました。
装い新たになった「アラジンワン(Aladdin1)」は、消費者にプレミアムで高品質な、ハラール特化・本物志向のライフスタイル商品やサービスを提供することを掲げています。2021年にマレーシア、インドネシア、タイ、パキスタン、カザフスタン、バーレーン、アラブ首長国連邦での運用以降、2023年までに45ヶ国以上の国内プラットフォームを展開。商品の80%は国際市場から、20%は地元の商品を提供する予定であることが示されています。
アラジングループのDato’ Dr. Sheikh Muszaphar Shukor(シェイフ・ムザファル・シュコール)共同創業者は、「昨年のコロナ禍での移動規制令(MCO)以降、36%の新規消費者が電子商取引市場に移った」「Aladdin1は、高品質でプレミアムな製品を提供し、Eコマースから “ソーシャルコマース” への移行を戦略的に進めている」「そのために、インフルエンサーやセレブリティを活用して情報の拡散を計画している」と発言。
地元紙マレーシアン・リザーブによると、ハラール市場は世界で最も成長している消費者層の1つであり、その消費額は世界で年間3兆米ドル(12兆3,500億リンギット)に達すると推定されるとのこと。Aladdin1の再開発式典に参列した起業家開発・協同組合省(MEDAC)のDatuk Mas Ermieyati Samsudin(シャムスディン)副大臣は、「Aladdinが中国のアリババ(Alibaba)に続いて、最終的には世界でも有数のデジタルマーケットソリューションになることを期待している」と語っています。
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