霜降り和牛も3Dプリンターで再現、培養肉の新技術
大阪大学や凸版印刷などの共同研究グループが、3Dプリンター技術を活用し「和牛肉の構造に近い培養肉」を作る技術を開発しました。同研究は、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版で紹介されています。
培養肉とは、動物の細胞を実験室で培養して増殖させた肉のこと。コーランの聖典とイスラム法学者の解釈によれば、培養肉において使用される細胞が、イスラム法によるハラールな方法で屠畜された動物のものであり、製造過程で不純な血液が混入しておらず、動物由来の成長促進剤が使用されていなければ、ハラールであるとされています。
神戸牛をはじめ、和牛は海外でも人気の高い日本ブランドの牛肉。特に「霜降り肉」は、良質で適度な量の脂肪分が肉の中に入り込んでおり、ジューシーさが味わえる高級品です。
現在、世界各国で開発が進められている培養肉の多くはミンチ状。食べた時の感触は本物の肉よりも劣ると言われています。しかし、開発された新技術では、筋肉の細胞だけでなく、「サシ」となる脂肪や血管になる細胞までも人工的に培養。今回の研究が進めば、牛肉の複雑な細胞組織の構造も、3Dプリンターを使った「テーラーメイド」によって作ることできるようになります。
同研究には、和牛の培養肉ステーキを新たな輸出産業に育てたいと期待が寄せられています。
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