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ハラール認証取得、日本のバウムクーヘンを世界へ/エフディアイ

香川県の菓子メーカー、株式会社エフディアイは、バウムクーヘンでハラール認証を取得し、イスラム市場へ輸出しています。商品の特徴や今後の展望について、代表取締役社長の原準二氏にうかがいました。

ハラール認証取得 ふんわり薫るバウムクーヘン

弊社は、バウムクーヘンに特化した菓子製造メーカーです。
ムスリムの方にも安心して購入いただけるよう4種の商品でハラール認証を取得しました。今後も認証取得商品数を増やしていく予定です。

プレーン味からスタートし、その後、結婚式の引き出物用にカラフルな詰合せ商品を開発。縁起物として受け入れられ、大変好評でした。しかし、残念ながらすぐに類似品が出回ってしまいました。
それならばと、次に開発したのが「食べ歩きバウム」です。この商品は、おいしさだけでなくInstagramなどSNSによる「映え」を両立させることを狙いました。工場直売という販売条件にもかかわらず大変好評で、その後空港などでも販売しました。

健康志向の方をターゲットにした「低糖質バウム」も開発しました。おいしさをキープしたままで糖質を60%カットし、食物繊維を多く含んでいます。

また、新商品開発と並行して、海外にも進出し始めました。バウムクーヘンの国内市場は競合が多いですが、海外では意外にもその存在が知られていません。と言うのも、日本で親しまれている柔らかくふわふわしたタイプのバウムクーヘンは、日本で独自に進化したものです。バウムクーヘンの本場ドイツでは、固くしっかりした生地で作られており、万人受けするお菓子ではないからかもしれません。

弊社は日本固有のお菓子として海外展開を進め、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、タイ、台湾、中国、韓国などに輸出してきました。マレーシア、シンガポールで行なった調査では、非常に高い評価を得ています。
現在パキスタン、UAEなどからも引き合いがあり、積極的に輸出していきたいと考えています。

低糖質バウムクーヘン

輸出に伴い、ムスリムの方にも召し上がっていただけるようハラール認証を取得しました。実は、10年程前に一度取得を断念したのですが、当時より費用が1/5程度に下がり、日本企業が取り組みやすい体制になっていたことから、取得に踏み切りました。

いずれは工場全体でハラール認証を取得し、バウムクーヘン以外の菓子製造、輸出も始める予定です。
新商品の候補として、「本わらび餅」を考えています。スーパーなどでは、「わらび餅」と称して、タピオカやこんにゃくなどを原料にした安価な商品が出回っています。しかしこれらは、本わらび餅とは全くの別物です。蕨の根から作られる国産の本わらび粉は、1kg1万円以上する高級品です。
柔らかくつるりとした食感で、香りもよく、とろけるような口どけが楽しめる本物のわらび餅を作り、海外の方に楽しんでいただきたいと考えています。

<事業者概要>
事業者名:株式会社エフディアイ
本社所在地:〒768-0101 香川県三豊市山本町辻1074番地1
事業内容:菓子製造業
公式サイト:Only One BAUMKUCHEN


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