日本へ帰国する際に注意すべきこと
こんにちは、Salam Groovy Japan編集部・マレーシア出身のイマンです。
10月11日より、本格的に日本のインバウンドが再開しました。今回のブログでは、日本に帰国する際に知っておくべきこと、マレーシアでコロナ陽性になった際にどうすべきかを見ていきましょう。
10月11日以降の入国条件
ご存知のように、訪日個人旅行者の受け入れ、ビザ免除の再開し、1日の入国者数制限の撤廃が決定されました。また、ワクチン接種を3回以上受けている帰国者・入国者の場合、出国の72時間前のPCR検査が不要になります。
3回接種していない場合は、これまで同様に出国前検査を受けなければなりません。
従って、有効なワクチン接種(3回)証明書、または陰性証明書のいずれかの提出が求められています。「入国時検査」・「入国後待機」について、次に詳しくご説明します。
「入国時検査」・「入国後待機」の対象を事前確認
原則として、ワクチンを3回接種された方は対象外になりますが、滞在していた国によって対象になる可能性もあります。
現在、赤グループに該当する国はありませんが、各国の感染状況により変更される可能性があります。それぞれの区分に所属している国・地域は記事文末の「参考」リンク集よりご確認ください。
自分に適応している入国手順を事前に知りたい場合、厚生労働省・入国者健康確認センターのサイトで確認できます。こちらも記事文末のリンク集よりアクセスできます。
なお、待機の対象になるかどうかはファストトラックの入国専用アプリ「MySOS」にも反映されるので安心です。続いて「MySOS」アプリの使い方を見ていきましょう。
日本入国手続きに必要される「MySOS」アプリ
日本入国にあたって、「MySOS」アプリを活用し、必要書類を事前登録することで入国手続きがスムーズになります。iPhone、Androidでダウンロード可能です、日本語を含む12ヵ国語にも対応しています。
「MySOS」 アプリにおける事前登録手順:
- パスポート登録
- オンライン質問票(多言語対応)の記入
- 有効なワクチン接種証明書のアップロード
- ※「陰性」証明証のアップロード(3回以下の接種者・未接種者が対象)
登録後、画面アプリ上に色で審査状況が反映され、前述のように待機の有無も表示されます。
画面色の意味:
赤 :エラー発生、再度登録必要
黄 :ワクチン接種証明書を「無」を選択した場合 / 登録の未完了
青 :入国時検査・入国後待機が不要
緑 :入国時検査・入国後待機が必要
本アプリを使用してみて、操作が簡単は簡単ですが、少し気を付けなければならない部分があります。仕様が変更になるかもしれませんが、「MySOS」アプリにおける事前登録の際に時間制限(72時間程度)がありました。
他に気づいたのが、一度登録審査が終わると登録ボタンを押しても、すでに「登録済み」とみなされているため、再登録ができなくなります。アプリのボタンが効かない場合は、アプリを一旦削除し、再インストールすれば、正常に動作するはずです。
流れをまとめてみます。
出国前に「MySOS」アプリで事前登録→日本到着時に空港係員にアプリ画面を見せる→係員の指示に従う(そのまま通過OK、又は、検査・待機)→完了!
マレーシアで「陽性」になった!どうする?
実は、8月にマレーシアへ帰国した際、日本へ戻る予定日に陽性判定が出てしまいました。当時、全ての帰国者・入国者は「陰性証明書の提出」が義務付けられていました。
万が一、マレーシア滞在中に感染した可能性がある、または症状が出ている方は、自己検査キット(迅速抗原検査(RTK-Ag)、英語:Self-test Kit)をご利用ください。マレーシア全国の薬局で5リンギット(約157円)~で購入できます。
検査結果が「陽性」の場合、結果を「MySejahtera」アプリに報告します。アプリの初期登録に関しては、過去のブログで説明しています。記事文末の参考リンクよりご確認ください。
検索結果の報告方法:
- MySejahteraアプリを起動し、画面下部にある「COVID-19」ボタンを押下
- 「COVID-19」画面では、「COVID-19 Self-Test」(自己検査)を選択
- 「Update for(ご本人の名前)」(○○様の更新)を押下
- 「~~検査結果を報告しますか」という内容のメッセージが英語・マレー語で表示され、その下にある青い「Start」ボタンを押下
- 検査結果の情報やマレーシア滞在先の住所を入力し、検査結果証明書を画像・PDFでアップロード。入力完了したら、画面の右下・青い「Submit」(提出)ボタンを押下
「検索実施の場所」は、下記の4つの選択肢があります。
- Private Lab(私立研究所)
- Private Hospital/Clinic(私立病院/クリニック)
- Public Hospital/Clinic(公立病院/クリニック)
- Self-Tested(自己検査)
報告が処理されると、「Profile」(プロフィール)画面に待機指示(HSO)が表示されるはずです。
待機期間は?
ワクチン接種の有無と関係なく、7日間の待機が求められます。基本的には、「自宅待機」になりますので、マレーシアに定住地がなければ、ホテルでの待機になるかもしれませんね。
「リスクが高い」又は「症状が悪化している」とMySejahteraアプリで表示される滞在者については、コロナ評価センター(CAC)から連絡が来る可能性があり、その場合はCACの指示に従って行動してください。自ら最寄りのCACや病院へ行きたい方は、CAC及び政府系病院連絡先を下記の「参考リンク集」からご確認ください。
ただし、待機期間の4日目・5日目・6日目に登録医での迅速抗原検査(RTK-AG)を受けて「陰性」になっ場合は、待期期間が短縮されます。検査を受けない場合、そのまま7日間待機し、待期期間終了後は検査が不要です。4日目以降の検査で陰性結果がでたら、上記と同じ手順で報告します。
また待機期間中、「MySejahtera」アプリで症状や体温など、ご自身の体調を毎日入力します。こちらはホーム画面の右上にある「To do」(やるべき事)より通知され、更新できます。
3回以下のワクチン接種者・未接種者の場合は?
上記でもお話したように、3回以下のワクチン接種者・未接種者は日本入国時に「陰性証明書」が必要ですのでご注意ください。
私の経験では、「陰性」結果が確定するまでの期間は思ったより長く感じました。7日間の自宅待機を終え、症状もなく、自己検査キットで「陰性」結果が出ても、PCR検査の結果が「陽性」になってしまったのです。
当時、私が検査に行った医療機関の先生によると、感染しなくなったとはいえ、人間の体内にはウイルスが1ヵ月ほど残っているそうです。PCRの感度が高いため、結果が陽性になるというわけです。そこで、2〜3週間後にもう一度PCR検査を受けるように勧められました。
実際、私は翌週・別の日に2回検査を受けましたが、結果はやはり「陽性」でした。医師のアドバイスに従い、2週間後に再度検査し、ようやく「陰性」が確定できました。
皆様も同じような経験をされるかもしれませんので、「陽性」確定されたら、自宅待機期間を超えてもなお、滞在期間が長引く可能性があることを覚えておいてください。
参考リンク集:
MySOS アプリの利用ガイド/厚生労働省
水際対策における国・地域の区分/厚生労働省
全国のCAC及び政府系病院連絡先/マレーシア保健省サイト(KKM)
帰国前 PCR 検査を実施している病院/マレーシア政府観光局
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