fbpx

【調査】ハラールロジスティクス(物流)市場は2027年まで年平均8.4%成長と予想

レポートオーシャンが発表した「ハラールロジスティクス市場調査レポート」によると、世界のハラールロジスティクス市場は2019年に約2869億6000万米ドルと評価され、2020年から2027年の予測期間にわたって8.4%を超える健全な成長率で成長すると予想されています。

イスラム教徒(ムスリム)の人口増加とともに成長するハラール産業は、食品および飲料、ヘルスケア、製薬セクターでのハラール原料の広範な採用につながり、その結果、ハラールロジスティクス市場の成長が促進されていくと考えられているのです。

さまざまな食品および飲料原料のハラール認証の増加は、一部の企業や商品による市場シェア獲得を加速する傾向があります。
例えば、インドネシア政府が運用を開始する「ハラール製品保証法」が、その1つの要因です。この法律は、インドネシア国内で販売される商品についてハラールか、非ハラールかを明示しなければならないと定めたもので、第1段階として2024年10月までに食品および飲料製品に適用されます。第2段階では、2026年10月までに化粧品が同法律の対象となります。
世界最大のムスリム人口を有するインドネシアでの、ハラール製品保障法の施行は、ハラール認証を受けている商品にとって追い風となり、逆にハラール認証を受けていない商品にとっては大きな壁となりそうですね。

世界のハラールロジスティクス市場の地域分析は、アジア太平洋、北アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、その他の地域などの主要地域で検討されています。
特に、アジア太平洋地域は、イスラム教徒が支配する国からインド、中国、東南アジア諸国へのイスラム教徒の人口の移動により、世界の市場シェアにおいて重要な地域の1つです。

今回のレポートに登場する主な企業は、日本通運、TIBAグループ、郵船ロジスティクス株式会社、TASCO Berhad、Kontena Nasional BHD(KNB)、マレーシア航空カーゴ、SEJUNG SHIPPING CO。、LTD。、DBシェンカー、Al Furqan、Shipping&Logistics LLC、ノースポート(マレーシア)BHDです。

この調査の目的は、近年のさまざまなセグメントと国の市場規模を定義し、今後8年間の値を予測することです。レポートは、調査に関与する各地域および国内の業界の定性的および定量的側面の両方を組み込むように設計されています。
また、市場の将来の成長を定義する原動力や課題などの重要な側面に関する詳細情報を提供しています。


Groovy Japanはムスリム市場向けの日本企業の商品・サービスを、日本語と英語で紹介しています。
掲載された情報は、2,000人以上のムスリムの皆さんにフォローされているSNSでも発信します。
掲載をご希望の企業様は、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。

Previous post 人材紹介企業がインドネシア理工大学と提携。日本での就職を支援
Next post UAE石鹸市場「2025年まで419億米ドルに成長」と予想