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ムスリムインバウンドを積極誘致、ハラール対応も推進 愛知県

「世界とともに成長するあいち」を目指す愛知県。グローバル化に対応する施策の中で、外国人旅行者の誘致に取り組んでいます。
同県でのムスリム観光客の誘致における課題と、今後の戦略とは?

愛知県が「あいち国際戦略プラン2022」の中間評価を発表しました。2018年に策定されたこのプランは、2022年までの5年間に取り組むべき施策の方針を示したもの。2020年度が計画の中間年に当たることから、途中経過がとりまとめられました。
「あいち国際戦略プラン2022」は、「国際人材戦略」「産業グローバル戦略」「魅力AICHI戦略」という3つの分野で構成されており、「グローバルに注目を集め、世界とともに成長するあいち」をそのコンセプトとして掲げています。

中でも「魅力AICHI戦略」においては、外国人の受け入れを推進する上で、ハラール対応は重要であるという認識が示されています。現状の懸念点はハラール対応の飲食店が少ないこと。今後の課題として、空港をはじめとする外国人観光客の利用が見込まれる施設でのハラール対応が挙げられています。

またアジアの観光客を誘致・促進する施策の中で、ムスリム観光客にフォーカスを当て、ムスリムに対応した施設を掲載したマップの作成を計画。中でもムスリム人口の多いインドネシアにおいては、旅行見本市への出展によるインバウンド誘致を講じることが示されています。

入国制限の解除にはまだ時間がかかることが予想されますが、この間を整備期間と捉えて積極的な戦略を練っている愛知県。国際観光が再開された際には、“なごやめし”をはじめとする愛知のグルメや観光地を、ムスリムの方にも気軽に楽しんでいただけそうですね。


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